無線LANセキュリティの強化書レビュー
先日ハッカージャパンブログで行われていたキャンペーンに申し込んだわけですよ。
無事届いて読み終わったので感想を。
付録はCDとDVDが一枚ずつ。DVDは本の中で紹介されたツールと辞書ファイルの詰め合わせ。
CDは最近ハッカージャパンでおなじみとなりつつあるUbuntuのLiveCD
辞書ファイルは鍛えたり探すのってめんどくさいのでありがたいですね
なんと4GBの辞書ファイルらしい。これはわりとすごいんじゃないのかとか思ったり。
んで目次
まず1章、無線LANとはどういうものか、また暗号化形式にはどんなのがあって、どういう攻撃方法があるのかの解説。
2、3章では、それぞれのOSごとに実際に攻撃できるツールと、それを使った攻撃の方法の紹介。
と、ここまでならいつものハッカージャパンの内容だと思うのだが(それよでも普段よりも詳しい気はするけど)
面白かったのは4章、ここはもっとボリューム増やしてもらっても良かったんじゃないかってくらい。
各見出しはこんな感じ
- 無線LANハニーポットの構築術
- 無線LANに関する法律と免許のお話
- 無線LAN外部アンテナミシュラン
- PlaceEngineの光と影
- やっぱり無線LANは危ない!
- 漫画 あなたの知らない恐怖の無線LAN
と、あまりコンピュータの雑誌で見かけないような内容に。
とくに僕は法律の話が興味深く、とても参考になりました。
スマートフォンの海外端末を日本で使うときは、これと同じ情報が役に立つんじゃないかなあと。
とまあ個人的には本筋と関係ないところでおおはしゃぎしてしまって大変申し訳なかったのですが。
最近プライベートで無線LANを使うことってすごい増えてる気がするのですが、何が危険でどう危険なのか。
というのがわかっていれば防げることもあると思うんです。
というわけで攻撃側の視点で書かれている記事が堂々と載っている本誌は面白く読めました。
ちなみに紹介されてるツールはUNIX系のほうが多かったです。そもそもWindowsで動くソフトが少なかったりするみたいですね。
面白そうなのあったら自作しようかなー。せっかくだからスマートフォン用かしら。